会田誠 はなせないことをはなす
日本と世界のアート界の状況は、どうなっているのか?! 孤高の現代美術家が語り尽くした発禁本?!
「会田誠 はなせないことをはなす」
発売日:2025年1月23日
頁数64ページ
装丁:bike design
ISBN 978-4-910308-04-3
C1470
価格:1000円+税
『はなせないことをはなす -CRITICAL IMPULSE TALK SERIES-』は、コロナ禍の東京において、写真撮影や録音はもちろん、SNSへの投稿もすべて禁止を掲げて開催された現代のアートをとりまくさまざまな問題について語り合ったトークシリーズ。
その禁断の書籍化第1冊目の本書に登場するのは、日本を代表する現代美術家の会田誠。
3名の企画者(アーティストのポル・マロ、Art Center Ongoingの小川希、編集者で出版社コトノハの針谷周作)と会場に居合わせた猛者たちが放った現代のアートや表現に関する疑問や難問を、日本の孤高の美術家が迎え撃つ。
「日本の美術家界における不平等、排除、ステレオタイプ、サイレンスなど」をテーマに、会田誠は何を語ったのか? 日本と世界の美術界の状況は、どうなっているのか?!
表現にかかわる人や、アーティストを目指す人たちに向けた小さいがとても大事な1冊。
会田誠 (Makoto Aida)
1965年新潟県生まれ。1991年東京藝術大学大学院美術研究科修了。
美少女、戦争画、サラリーマンなど、社会や歴史、現代と近代以前、西洋と東洋の境界を自由に往来し、奇想天外な対比や痛烈な批評性を提示する作風で、幅広い世代から圧倒的な支持を得ている。国内外の展覧会に多数参加。
質問者・企画者:
ポル・マロ Pol Maló
アーティスト(ペインティング、インスタレーション、音楽)。
佐渡島Galaxy Art Fedtival (2022)、Roppongi Crossing (2004 森美術館)、こもれび(2003水戸芸術館)、Out The Window (2004国際交流基金東京)、Sketchy Pop-Ups (2004 SCAI the Bathhouse個展 solo exhibition)、Phase of Post Music (2000 ICC Inter Communication Centerコンサート)、 Variations on a Silence (2005 Re-Tem 東京)、茶柱レコード(1999-2003 レコードレーベルと展示スペース付きレコード屋渋谷)など。トランスナショナルアーティスト、国籍的なアイデンティティ無い。芸術と哲学の教育。
小川希(Nozomu Ogawa)
1976年東京都生まれ。2008年1月に東京・吉祥寺に芸術複合施設Art Center Ongoingを設立。現在、同施設の代表。文化庁新進芸術家海外研修制度にてウィーンに滞在(2021年-2022年)。中央線高円寺駅から国分寺駅周辺を舞台に展開する地域密着型アートプロジェクトTERATOTERAディレクター(2009年-2020年)、レター/アート/プロジェクト「とどく」ディレクター(2020年-2022年)、茨城県県北芸術村推進事業交流型アートプロジェクトキュレーター(2019年)、社会的包摂文化芸術創造発信拠点形成プロジェクトUENOYES(ウエノイエス)ARTS TIME PROJECT ディレクター(2018年)など多くのプロジェクトを手掛ける。
針谷周作(Shusaku Hariya)
編集者・プロデューサー。1999年に音楽とアートの雑誌『salon』を創刊。ヨーロッパの電子音楽家・アーティストを中心に取材を行い、ウェブマガジン「unsorted」/unsorted booksを設立したのち2011年出版編集会社コトノハ設立。多摩美術大学、東京藝術大学、東京経済大学等で非常勤講師(現在は終了)。これまで宮崎駿、安藤忠雄、秋元康、小山薫堂などの本の編集に従事。