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絶滅危惧種記者 群馬を書く

絶滅なんぞしてたまるか!

小泉信一 著

夢にも思わぬ、定年間際の異動命令──これは偶然か、それとも必然か? 現場⾄上主義をつらぬく、⼈呼んで「絶滅危惧種記者」が30年ぶりに赴いた先は、記者駆け出しの地・群⾺だった!

2021年~2022年に朝日新聞・群馬版に掲載された小泉信一編集委員の記事を、魅力あふれる群馬のテーマごとに厳選して書籍化。駆け出し時代の記事&各テーマの雑観コラムも採録。鎌田慧氏による寄稿も掲載!

“「街ダネ」にこだわり三⼗余年、名⽂家である朝⽇新聞ベテラン記者が綴った群⾺イズム”

小泉信一『絶滅危惧種記者 群馬を書く』
定価:1,500円(税抜)
体裁:四六判/並製本/1C/本文192頁
発売:2022年12月15日
ISBN:978-4-910308-02-9

【本書構成】
街ダネは新聞の命 パート1・2/群馬で見聞きしたミステリー、怪異譚/温泉王国・群馬でリモートワーク/流れ者の美学/群馬愛は食から/語り継ぎたいこと/思い起こせば三十数年前こんな記事を書きました/鎌田慧氏寄稿

群馬での著者の日常▶筆が鈍ったと感じたら温泉王国でリモートワーク、▶幼少のころから追い続けた怪奇譚を求めて辺境の地へ赴き、▶海なし県なのに実は消費量の高い群馬ならではの上等のマグロに舌鼓を打つ。▶横丁で人生を語らう人々、▶義理人情に厚く、反骨をつらぬいた「流れ者」の美学が息づく群馬の市井の人々の姿が、齢60を超えた記者の心をいまだつかんで離さない。

【出版社より】
30年前と変わったもの・変わらないものは何か。ネット全盛、スマホやSNSが手放せず、新聞には殺伐とした事件・事故の見出しが躍り“分断の時代”と称される現代。それでも、時代と逆行するかのように、変わらず足で街ダネを稼ぎ、人々が放つ一瞬の輝きに光を当てる「絶滅危惧種記者」のまなざしを通し、人々は少しばかりの安らぎを得る。
「地方創生」が叫ばれる現代において効率・合理化が進む中、それでも“変わってはいけないもの”とは何なのか──そんな問いを本書は思い起こさせてくれる。シニア世代や「Z世代の親世代」(45~54歳)をはじめ、群馬への郷土愛を抱く人、地方創生に関わる人必見の書が登場!

著者情報

小泉信一(こいずみ・しんいち)

1961年、神奈川県川崎市生まれ。’88年、朝日新聞入社。東京社会部の大衆文化担当記者を経て編集委員。2021年4月から前橋総局員を兼務。『東京下町』『寅さんの伝言』『裏昭和史探検』など著書多数。コラムを執筆した『寅さんDVDマガジン』(講談社)は累計250万部となった。
現在、デイリー新潮にて「メメント・モリな人たち」を連載中。

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