cotonoha inc. 池の近くの本を作る会社。 コトノハ株式会社

古本と植物の店「弥生坂 緑の本棚」がリニューアル・オープン

コトノハ

東京大学近くの弥生坂にあった古書店「弥生坂 緑の本棚」(以下、緑の本棚)が、池上に移転しリニューアル・オープンを迎えた。

緑の本棚は、これまで植物と本に囲まれた落ち着いた空間を提供してきた。今回の移転先は、2階建ての古い戸建て。植物や自然科学系の本を中心に、さまざまなジャンルの書籍を揃え、その数は約1万冊に及ぶ。通りから一本細道を入った場所にひっそりと佇み、中に入ると古い家特有の温もりに包まれ、思わずホッと息をつける空間になっている。

店先には、かわいらしい多肉植物やココヤシの小物が並び、レジ横には、心のトゲをそっと抜く「なめるサボテン」といった実際に植物を味わうことのできる商品が並び、心を和ませてくれる。

訪問時、思わず気になって購入したのは、レジの正面に置かれた台湾に関する本。台湾好きの方が独自に作られた本で、台湾のガイドブックをはじめ、台湾で撮影した壁を集めた写真集といったマニアックな内容。思わずその「台湾愛」に唸ってしまった。

店主の綱島さんは、今回の移転について、古い建物のため本棚を配置するのに苦労したと語る。池上で弥生坂の店にあった本が収まるように広い物件を探し、ようやく見つかったのが今回の物件だったそうだ。

また今後、2階はギャラリースペースとして展開していくようだ。

店を訪ねた後、細道を出た道の正面に見えた中華料理店で昼食をとった。2つの異なる中華店が隣り合わせに並ぶ光景は珍しい。左にあった「博雅」に入り、たまごチャーハンをいただいた。

緑の本棚で本を買い、帰りに町中華で一杯やる。池上の新しい散歩コースになりそうだ。

弥生坂 緑の本棚

東京都大田区池上4-26-9

TEL03-3868-3254

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